Hiro's Library
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しんちゃんのやまのぼり
しんちゃんのやまのぼり
もりした あきこ
吉備人出版
売り上げランキング: 1595307
おすすめ度の平均: 5.0
5 絵本の力はすごい!

■My Review
この本は著者のご子息のしんちゃんのことを、こどもにも
わかりやすく読んでもらえるよう絵本にされたものです。
この物語の背景は、別の著書「ゆっくりゆっくり」に詳しいです。

しんちゃんはダウン症という障がいと重度の合併症を持って
生まれてきました。計8回もの大きな手術をしたそうです。
小学校入学時に退院が間に合わず、小学校に行ってもしばらくは
車椅子で過ごしていたと書いてあります。

この絵本はそんなしんちゃんが小学2年の時に"やまのぼり"に
いどむお話。しんちゃんにとって、また著者にとってもきっと
これは大きな冒険だったに違いありません。

なぜ絵本を製作したかについては、著者が育児に悩んでいた時に
経験した絵本との出会いがあるのですが、そのことについても
「ゆっくりゆっくり」に詳しいです。


その「ゆっくりゆっくり」からの引用ですが、著者曰く、絵本は
子どもに初めての体験をさせるときに欠かせないものだそうです。
イメージ付けとモチベーションを高める為に有効とのこと。
また体験させた後も絵本で体験の裏付けをすることで、
子どもはそれを誰かに伝えたいという気持ちが膨らむそうです。

また、著者が絵本の力で感動された事も書いてありました。
しんちゃんが頚椎の手術をした後、激痛で泣き続けていたことが
あったそうです。著者ではどうしても泣きやまなかったのですが
近くにあった絵本を読んであげるとしんちゃんは泣きやみ、
耳を傾け、眠りについたとのことでした。また目を覚まして
痛みで泣き出すと、再び絵本を読んでやるといった繰り返しが
続いたそうです。その時の体験から、絵本には痛みも忘れさせ、
心を穏やかにする力があると感じられたとのこと。

上記に書かれていたことは私のダウン症の息子に絵本を読んだ時
の反応と比べてもとても頷けます。また著者は絵本の専門店にも
足をかなり運ばれて研究されているようですので、内容には
とても説得力がありました。


この絵本は、ダウン症児のご兄弟やダウン症児のお友だちに
読んであげるのに最適な本だと思います。著者のあとがきも
含めて全編ひらがなで書かれているので小さな子どもでも
とても読みやすい。私は当時8才の長女に読み聞かせたのですが、
息子と同じ障がいを持つ子のお話とあって、とても興味を持って
その後1人でも読んでました。
高木由美さんの絵も味わいがあって良いです。


■関連書籍

ゆっくりゆっくり

 ◆ゆっくりゆっくり~My Review


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テーマ:障害児と生きる毎日。 - ジャンル:育児

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