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忘れられた子供たち~スカベンジャー
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5 誰にでも撮影できる映像では

■My Review
この映画の舞台は、当時地図にもその所在が載っていない村
と言われていた、フィリピン首都のマニラ市北部に位置する、
マニラ湾沿いの巨大なゴミ捨て場、通称『スモーキーマウンテン』
当時世界3大スラムの1つに数えられていたそうです。

『スモーキーマウンテン』、日本語で『煙の山』と呼ばれる
理由は、いつもメタンガスの自然発火により煙がたち上っている
ところからつけられた名称。当時はゴミ捨て場の山の斜面に
3000家族、21000人の人々が、そこで生活していたとの事です。

現在は、1995年11月にフィリピン政府により強制閉鎖され、
そこで暮らしている人々は、他のゴミ捨て場に移住。
その1つが、第2作目の『神の子たち』の舞台になった
パタヤスゴミ処理場、通称『スモーキーバレー』(煙の谷)

映画『忘れられた子供たち』は四ノ宮浩監督が初めて
フィリピンへ行き、そこでスモーキーマウンテンを見つけ、
その地で約6年にも渡り撮影したという貴重な映像集。
その当時の現状を、様々な家族や少年少女を通じてモノクロで
表現しています。(最後の1部分はカラーに変わります)

ここでは時々ゴミに混ざって、赤ちゃんの死体や、病院で
切断された手足、殺された人などもころがっているとのこと。
このことはある子供へのインタビューで、
その子供が嫌なことのひとつに上げていました。
「でももう慣れた」という怖い一言も付け加えて。

そこには汚染された血液がついた注射器も時々
ころがっているそうで、とても危険極まりないところ。
そこをときには裸足で歩いている子どもたち。
悪臭もかなりのものもらしいです。
四ノ宮監督も、一時期撮影の為にそこに住みつくことを
余儀なくされましたが、体がとても持たなかったそう。

この映画では、いくらそこから抜け出したくて頑張っても、
このゴミ捨て場から抜け出すことが出来ないフィリピン社会の
構造が少年少女たちを通じて描かれています。
想像を絶する世界だけに、とても考えさせられる映画でした。
私たちが知らなければならない問題がたくさんあると思います。

※下記は、四ノ宮浩監督著『忘れられた子供たち』より引用
ここは、もともと静かな漁村だった。今から40年ほど前、
1954年にこの場所がマニラから出されるゴミの処分場と
なった。その直後から、捨てられたゴミを目当てに家を作り、
このゴミ捨て場の中に住む人々が現れた。
彼らは、ここに捨てられたゴミからまだリサイクルできる物を
探し出し、それをお金に換えて生きている。
このような”仕事”をして暮らす人たちのことを英語で
「スカベンジャー(ゴミを拾う人々)」と呼ぶ。


■関連資料

神の子たち [DVD]忘れられた子供たち スカベンジャー (ハートシリーズ)

 ◆神の子たち(DVD)~My Review
 ◆神の子たち―パヤタスに吹く風~My Review


■関連リンク

 ◆忘れられた子供たち
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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

神の子たち
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5 ゴミを出す側が知るべき問題

■My Review
この映画の舞台はフィリピンのケソン市というところにある
パタヤスゴミ捨て場。そこで、ゴミを拾って生計を立てている
数家族にスポットを当てています。映画タイトルの"神の子"とは
フィリピンでは障がい児の事を指すそうです。

映画のタイトル通り、この映画には障がい児が何人か
出演しています。このゴミ捨て場は劣悪な環境で、
そのために障がい児が数多く産まれています。
5歳までに育つ子どもは約30%、50m置きに1人
障がい児が産まれていると四ノ宮監督の手記に書いてありました。

この映画は偶然にも、撮影の直後に起こったある悲惨な事故から
始まります。一つタイミングを間違えば監督、スタッフ一同の
命が危なかった2000年7月のゴミ山の崩落事故。

この事故で1000名以上が犠牲になり、政府が危険だと判断、
ゴミが約半年間搬入されない時期があったそうです。
この映画はゴミを収入源にしている人々が、ゴミの入らない
この半年間をどのように生き延びたかを撮影しています。

私が何をおいてもこの映画で学んだのは、
極限状態の生活では何よりも食事することが大切なこと。
食べることが出来なければ生活はこんなにもすさんでしまう
ものなのか、ということが少しですが実感できました。
そして食べることを支える、働くことの大切さも。

ここ日本では、この様な事に気づくのはとても難しいところです。
私はこの映画を見て仕事に対する考え方が少し変わりました。
そして自身を振り返るとなんて贅沢な暮らしであることか。
この映画を見て今までの生活を改めざるを得ませんでした。

ゴミがないと生活できない人たちがいて、片やどちらかといえば
ゴミを出さないように指導されている私たち。
この問題に接点はあるのでしょうか。とても虚しい気がします。
この映画は先進国に住む私たちが知るべき問題をとても多く
含んでいる映画だと思いました。


■関連資料

神の子たち―パヤタスに吹く風忘れられた子供たち~スカベンジャー [DVD]

 ◆神の子たち―パヤタスに吹く風~My Review
 ◆忘れられた子供たち(DVD)~My Review


■関連リンク

 ◆葉祥明オフィシャルサイト
 ◆神の子たち
 ◆オフィスフォープロダクション

 ◆パタヤスゴミ処理場の現状(2005年1月)


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